正しい睡眠教育・睡眠習慣についてのお話
赤ちゃんの重要な発達過程発達過程の一つが睡眠と起床の規則的リズムの形成です。
24時間周期リズムは、「サーカディアンリズム(概日時計)」と言います。
赤ちゃんによってが発達は様々です。
何も教えてあげなくても自然に夜には沢山寝て昼は起きている習慣が身につく赤ちゃんもいれば、
昼と夜の区別を教えてあげないといけない赤ちゃんもいます。
一般的に親は赤ちゃんが夜目を覚まさなければ、よく眠っていると判断する傾向があります。
しかし、ある研究によれば、生後約一か月の赤ちゃんたちを一晩中観察したところ、
殆どの赤ちゃんが、夜中に数回、一時的に目を覚ましたと言います。
夜目を覚まして、再び眠りにつく赤ちゃんの能力は、夜自分で眠りにつく能力にかかっている為です。
赤ちゃんが良く眠ってくれないと心配ですよね?
しかし、どれだけ眠ったかという事よりも、いつ眠ったかが重要なのです。
お昼寝を沢山してしまうのはあまり良いことではありません。
また、遅い時間にお昼寝をするのもあまり良くありません。
お昼寝をする前と夜寝る前まで起きている時間が、赤ちゃんの睡眠にはとても重要です。
赤ちゃんがお昼寝をする回数にも注意しなければなりません。
生後4~6か月の赤ちゃんは、お昼寝の回数が3回から2回に減り、
生後10~15か月頃になると、お昼寝の回数は1回に減ります。
お昼寝を中断する時期は赤ちゃんによって異なりますが、生後18か月から5歳までの間と言われています。
もし、お昼寝をしない赤ちゃんでも、昼間は静かに落ち着いた時間を持てる様にしてあげましょう!
赤ちゃんは幾つになったら一人で寝るようになるのでしょう?
9~14か月までは、眠るときにパパやママが側に居てあげる必要があります。
これは分離不安と関連があるためですが、成長するにつれ、徐々に一人でも大丈夫になっていきます。
この時期でも赤ちゃんは眠るときに両親が側に居てくれることを望みます。
しかし、側に一緒に居てあげる場合でも、背中をトントンしたり、子守唄を歌ったりするのはやめましょう,
徐々に赤ちゃんと一緒に居る時間を減らしていくようにするのです。
両親の手助けが無くても赤ちゃんが一人で眠れるようにする為には
①赤ちゃんが安心して眠りに着ける様に確信を与えてあげましょう。
②両親の声が聞こえなくなるまで、徐々に赤ちゃんの側から離れましょう。
【おしゃぶりを使う】
おしゃぶりは、赤ちゃんを安心させる効果がある道具で、激しく泣く赤ちゃんの気を静めるにも有効です。
多くの赤ちゃんがおしゃぶりを使えば、赤ちゃんが上手にママのお乳を吸える様になるとも言われています。
ただし、新生児が最初にママのお乳を吸うまでは、おしゃぶりは赤ちゃんに与えてはいけません。
また、おしゃぶりは赤ちゃんが自己表現をするのを妨げる場合もあるので、与えすぎは良くありません。
ママはおしゃぶりを赤ちゃんに与える際には、明確な規則を定める必要があります!