背中スイッチの秘密 モロー反射ってどうして起こるの?
いつまで続くの?
モロー反射について
大きな音や、体がふいに何かに触れた時に、両手両足をパッと広げます。人類が木の上で生活していた頃に、
木から落ちた時に何かにつかまるための習性が残っているという説もあります。
要するに『落ちる感覚を感じたらとっさにお母さんの身体にしがみつく防衛本能』だと言えます。
モロー反射という名前は、医師エルンスト・モロー氏が発見した事から、
彼のラストネームからモロー反射と名づけられました。
モロー反射は出生直後から見られ、ほとんどの場合生後4ヵ月頃には消失すると言われています。
モロー反射が消失すると首が座るようになる等、首の動きが発達すると言われています。
その為、モロー反射は神経発達の過程の一部であると考えられているのです。
背中スイッチ発動の原因
ママ達が悩まされている『背中スイッチ』は、モロー反射の後で赤ちゃんが
大泣きをするために発動するのです。モロー反射はママが急に側から離れたりすると不安になった時や
、大きな音や眩しい光、風にあたったりすることで起こります。
モロー反射が出現すること自体は、赤ちゃんが健常な状態で生まれてきたことの証で,
体の成長や発達に悪影響をあたえるものではありません。
しかし、一旦『背中スイッチ』が入ってしまうとギャン泣きが収まらず、
なかなか寝付いてくれなくなるので、ママ達は頭を抱えてしまいます。
抱っこしている間は寝てくれていたのにお布団に赤ちゃんを
寝かしつけた瞬間に『背中スイッチ』が発動してしまうのですね。
赤ちゃんは大人に比べ元々睡眠が浅いので、少しの刺激でも目を覚ましてしまいます。
『背中スイッチ』はモロー反射と赤ちゃんの睡眠の質(眠りが浅い)事が合わさることが原因なのです。
赤ちゃんがママの腕の中で寝て、ベットに下ろすときもモロー反射で起きてしまうことがあり、
なかなか寝かしつけが大変なときもあります。そういうときは、おくるみなどで包んで寝かせると、
モロー反射が出にくくなり赤ちゃんも落ち着いてくれます。
↓モロー反射・夜泣きを減らす方法等ご参照ください
https://ameblo.jp/swaddleup/entry-12381980291.html